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定番、読書の秋 

本、大好き。活字中毒とまではいかないけれど…。

 小学校の図書室は蔵書が少なくて、棚がガラガラだった。全部、読破してしまい、最終的に我が家にあった本を寄付したほど。中学校になると蔵書の豊富なのが嬉しくて、毎日のように図書室に通い、読み漁った。そんなことをしているうちに視力は落ち、ついでに成績もガタ落ち。

 教科書に登場する名作は、ほとんど読んだと言ってもいい。

 しかし、ライタースクールで本当の本の読み方を知ってから、そんなことは誰にも言わないことにした。

 ライタースクールで文学を語り合う時間があった。話題にのぼる本をたいていは読んでいたけれど、人前で何一つ語れない自分がいた。「どんな話だったか、みんなに紹介して。それを読んでどう思った?」と聞かれ、登場人物の名前や、会話の一文、感動したところ、何一つ答えられない。読んだのが小学生や中学生だったとはいえ、あまりにも情けない。私は本を上っつらでしか捉えていなかった。

 まず、本を読むときは、著書の生きてきた時代、作品のなかの時代背景を理解して読む。たとえば夏目漱石の「坊ちゃん」なら、明治時代がどういう時代だったのかを考える。当時は男尊女卑は当たり前の時代。女性が世の中でどんな立場にいたのかを考えれば、その小説のなかの女性の位置づけが自ずとわかってくる。そして、夏目漱石の育った環境などを考慮して読むと、面白さが断然違ってくる。

 何も日本の文学に限らず、外国作品でもそう。戦争というものが強い影響を与えているのがわかる。文学のみならず、絵画でも戦争の影響は大きい。そういったものを知っているか、知らないかで、本の味わい方が一段と深くなる。ほかにも、以前に読んだ本をもう一度読み返すと、また違った印象があり、感銘を受けるポイントが異なっているのがわかる。自分の成長具合も図れて、そんなところからも読書の楽しさが味わえる。

 だから、あまり話題の新刊本を読まない。いわゆる古典文学の方が好き。永遠に語り継がれる名作の良さは、本物だからこそ。

 古い本、とバカにする人もいる。新刊本しか読む価値がないと。確かに話題性は乏しいかもしれないけれど、古典文学が心に与える影響は計り知れないものがある。

 洞察が深くなるし、熟考する。

「人間は考える葦である。我々のあらゆる尊厳は考えるということにある。だからよく考えることに努めよう。ここに道徳の原理がある」 パステル『パンセ』
「二つの事物があって、それについて我々の考察が一層しばしば、一層継続的に没頭してゆけばゆくほど、いよいよ新たな、そうして増大してゆく感嘆と畏敬の念をもって心を満たすのである」 カント『実践理性批判』

 しかし、どこかの占いで、私の欠点として「時代に乗り遅れる」とあった。当たってる。気をつけないと…。
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[2006/09/21 08:28] | TB(0) | CM(0)

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